高田三郎の代表的な合唱組曲である「水のいのち」と「心の四季」が収められている。日本語の響きが大切にされた、抒情的で美しい音楽が心にしみる。作曲者自身の指揮による、日本のトップ・クラスの合唱団の真摯な歌声もなかなか感動的である。
日本の作曲界の重鎮、高田三郎の混声合唱曲3曲を収録した1枚。高田自身の指揮によるものなので、作品の意図がきちんと反映された演奏と考えていいだろう。作品を密度高く歌い上げて、作曲家独自のシリアスな響きを鮮やかに浮かび上がらせている。 1997/01/22 発売