フランスのベテラン・ピアニストであり、コルトー門下であるハイドシェックにとって、オール・ショパン・アルバムは意外にも初めてという。その演奏では既成概念にとらわれない自由な解釈が目立つが、それがトータルな流れを損ねてしまう場面もある。