川畠成道の6枚目のアルバムは、2曲の無伴奏ソナタで構成された意欲作だ。楽譜に込められた作曲家の意図を丹念に解き明かし、奥行きのある演奏を実現している。難解とされるバルトークも、内省的な側面まできちんと踏み込んでいるため、説得力は十分。 2004/02/21 発売