ザ・ピーナッツ「ドリーム・ボックス」
昭和30年代中半〜40年代いっぱいがザ・ピーナッツの時代だった。アメリカン・ポップスばかりではなくイタリア、フレンチ・ポップスなどと歌謡ポップスとが混在し、共に人気を得ていた1960年代の日本の陽気で若々しい姿を証明できる姉妹デュオがザ・ピーナッツであり、このボックスだ。カヴァー曲の多さとジャンルの多様なこと。これをベースにしたオリジナル曲は歌謡曲とポップスとをコンバインしたものだった。映画のテーマ曲のカヴァーも時代を反映している。超目玉は彼女らが出演し歌った「モスラの歌」を収録しているじゃありませんかと涙々です。ザ・ピーナッツを支えた編曲家、宮川泰の推薦コーナーもある。黄金の60年代を濃縮。
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[1]がA面、[2]が初CD化の多いB面曲集とわかりやすい構成に、すべてのジャケット写真も入った親切ブックレット。デビュー40周年記念企画、年代順にシングル網羅したシリーズの3枚目は63〜68年。古びてない……どころか、とっても新鮮な♪は、今こそ必聴。 1999/05/28 発売