10年以上前の録音だが、バロック期の作品によるなかなかまとまったアルバム。ゲリー・カーが世に広めたと言っていいエクルズのソナタが、さすがにいつ聴いても胸を打つものがある。彼の魅力はテクニックよりも、むしろその叙情性にあることを納得。