アンチテーゼ
あの“エヴァンゲリオン”の音楽などで注目を集めたクリヤ・マコトの新作は、なんとアニメのテーマ・ソングのジャズ化。とはいってもそのプレイは熱く、真摯なジャズ・アルバムになっている。入り口は親しみやすいけど、奥は深ーいピアノ・トリオ・アルバムだ。
関連音楽
KOOL JIVEKOOL JIVE
ジャズの有名曲をハウス/ダンスのスタイルで演奏。かろうじて原曲がわかるほど大胆にアレンジした曲もある。打ち込みでグイグイとグルーヴしていくバラード解釈が新鮮な(4)、アグレッシブなシンセのフレーズとラップが飛びかう(5)などはかなり刺激的。 1993/07/25 発売
SUKI YAKISUKI YAKI
これはメチャ面白い。正直言って、クリヤのヒップホップは期待していなかった。が、歌謡曲をラップ/ヒップホップ化した音楽がとてもユニーク。相当いい。ブラック・カルチャーにこういう切り込みができるんだ。頭いいナ。イッキ聴きしました。 1993/07/25 発売
マーシー、マーシー、マーシーマーシー、マーシー、マーシー
クリヤにとって師匠にあたるネイサン・デイヴィスとの共演盤。ネイサンやカーティス・フラーにとって自然なジャズという観点から、オーソドックスにプレイするファンキー・ジャズ。才人クリヤがあえてこういう演奏を行なっているところが面白い。 1999/01/22 発売
アンチテーゼ#2アンチテーゼ#2
アニメ音楽とジャズの出会いを実現した作品。『ルパン三世』『新世紀エヴァンゲリオン』をはじめとするさまざまなアニメの名曲がジャズの魔法をかけられたかのように崇高な芸術へと変化していく。特に(6)のアレンジやフリューゲル・ホーンのメロディは最高。 1999/05/28 発売