セント・ルイス・ブルース
第2の黄金期を迎えたアーチー・シェップ。ベースにR.デイヴィス、ドラムスにS.マレイを迎えた意欲作。最高の共演者を得たテナー・サックスやヴォーカルが魂に響きわたる。98年録音。
関連音楽
トランペット・イズ・マイ・ソウルトランペット・イズ・マイ・ソウル
女声ボーカルにメッセージを託した(1)から、ある種瞑想的なブラック・スピリチュアルの発露が聴けるが、久しぶりの録音にも係わらず、音楽のエモーションは熱く鋭角的。呼吸器と一体になったように絞り出されるサックスと、壮大なふたつの組曲が白眉。 1988/05/25 発売
アーチー・シェップ・イン・サンフランシスアーチー・シェップ・イン・サンフランシス
アーチー・シェップ・グループの66年のライヴ。いわゆる彼の“フリー時代”の作品だが、これを聴くと彼はこの頃から“ブルース・プレイヤー”だったということがわかる。独特の音色でブロウするテナーがなんとも魅力的だ。ラズウェル・ラッドもいい。 1991/12/16 発売
アッティカ・ブルースアッティカ・ブルース
一部の熱狂的なマニアから絶大なる支持を受けているアーチー・シェップの名盤。70年代初頭という、混沌とした音楽シーンを反映させており、全体に黒人意識とファンク色が強く現われている。この演奏が持つエネルギーは、現在の耳で聴いても圧倒的だ。 1991/12/16 発売
モントルー1&2モントルー1&2
75年に録音された2枚組のライヴ盤を1枚にまとめたのが本CD。孤高の芸術家と思われがちなシェップだが、いい仲間を得て、バラードからスピーディーな曲に至る数々の名演を気持ちよく聴かせてくれる。アーチー・シェップのファンの多くが推薦する一枚だ。 1994/04/25 発売
クワンザクワンザ
シェップの作品中では目立たない1枚。それだけにこのチャンスを逃すと、次はいつ入手できるか分からない貴重なCDだ。内容は思わぬほどR&B的なもので、フリー・ジャズと一体化した独自のソウル・フィーリングがいまの時代にかえって新鮮に響く。 1997/03/21 発売