テノーレ・レッジェーロの逸材として将来を嘱望されるシラグーザが来日の際に録音した12曲。流麗な喉とスリリングな高音を思う存分堪能できる。旋律の歌い回しに楽天的な甘さを感じる部分もあるが、伸び盛りの声を聴く喜びの前では些細な問題に過ぎない。