モーツァルト:交響曲第39番・第40番
スウィトナー、懐かしい名前だ。旧東ドイツのゆっくりした時間の流れに培われた、素朴で暖かく、純白なモーツァルト。斬新さに欠けると言われるかもしれないが、歴史の流れから言えば、この演奏の方が古楽器よりもモーツァルト時代の様式に近いのではないか。
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スウィトナーが残したモーツァルトの、最良の録音のひとつ。刺激的であることが優れた演奏と思われている風潮の対極にある演奏で、古典的な均整美や滑らかな響き、穏やかなテンポ感などが織り成す、香り豊かなモーツァルト。 2006/09/06 発売
ベリー・ベスト・クラシック1000 45::モーツァルト:交響曲 第28番/第33番ベリー・ベスト・クラシック1000 45::モーツァルト:交響曲 第28番/第33番
どこが出過ぎるということのないまろやかでバランスのとれた響き。遅すぎず速すぎず快のツボを心得たテンポ。音楽が自然に息づく滑らかな音楽の運び。スウィトナーとシュターツカペレ・ドレスデンの演奏は、モーツァルト音楽の美質を完璧につかんでいる。 2010/10/06 発売