オリジナル音源による 春日八郎 全曲集 2012
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声が若いし、バックのサウンドも今から見れば実に素朴で、歌謡曲が登り調子だった時代の空気にしばし和む。林伊佐緒のハワイアン・アレンジが聴きものの(9)は飛行機での“ハワイ航路”というあたりに、彼が岡靖夫の後の世代であることを改めて思い知る。 1997/06/04 発売
演歌でもポップスでもない“歌謡曲”が主流だったころを象徴する歌手が春日八郎。美しい高音の伸び、低音の説得力の豊かさ、どれをとっても本物の歌い手だ。高度成長期目前の、日本人の意識が“東京”に一極集中する時代の心風景が見事に展開される。 1998/10/23 発売
全曲ステレオ録音で、春日の軽やかで高音の伸びがきれいな端正な歌唱を聴くと、つくづく歌謡曲っていいなと思う。昭和30年代の男性歌手の声は全体に高いが、もしかしたら曲の内容とは別に、このキーの高さが当時の日本を元気づけていたのかもしれない。 1998/10/23 発売
[1][2]の40曲は春日八郎のオリジナル・ヒット曲で、[3]〜[6]は春日節によるカヴァー曲である。昭和の戦後歌謡曲シーンではクルーナー・タイプの歌手であった彼は、今でこそ演歌風のイメージが付いているが、相当に洒落たセンスを持った歌唱を展開していた。イメージ以上に軽快な「お富さん」と「別れの一本杉」の情感との間にあるギャップと妙に乾いている情感が春日八郎だ。 1999/08/06 発売
平成3年に亡くなった後も根強く支持される演歌の御大。彼をスターダムに押し上げた「赤いランプの終列車」をはじめとして、名曲「別れの一本杉」「お富さん」など、不朽の名曲を集める。 2000/09/06 発売
昭和歌謡史にその名を深く刻む名人、春日八郎の春日節がたっぷりと堪能できる名曲集第3弾。まっすぐななかに哀愁の漂うその歌声は21世紀になった今でも聴く人の耳に新鮮に響くことだろう。 2001/05/02 発売