「恋に破れた多感な芸術家が自殺しようと阿片を飲むが、死にきれずに昏睡状態のなかで夢を見る」。女優スミッソンへの激しい情熱を背景にベルリオーズが作曲した《幻想交響曲》は、色彩的な管弦楽法や劇的な表現によるロマン派を代表する交響曲です。バレンボイムが指揮者としての名声を確立したパリ管弦楽団の音楽監督を務めていた頃の録音で、オーケストラの個性を存分に生かしたドラマティックな輝かしい演奏を繰り広げています。 2012/05/09 発売