音楽むすび | ベートーヴェン:交響曲全集〜序曲集

ベートーヴェン:交響曲全集〜序曲集

ベートーヴェン:交響曲全集〜序曲集

カラヤンにとって3回目の録音だが、おそらく最高の出来といえば、この全集になるだろう。それに比べれば、80年代の全集ははるかに硬い表現で、オケの音質もシャープだが厚み不足。たとえば、「田園」の冒頭の軽やかさ、また木管を巧みにからませた表現が生み出す生命感…70年代版のほうがいい。とくに初期の作品にみせる躍動感が素晴らしい。この時期がカラヤンのピークだった。

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