54年以来コンビを組んできたフルニエとケンプのデュオ。伴奏におさまらないケンプの雄弁なピアノはベートーヴェン作品へのポリシーが際立つ。それにフルニエの達観したような、どこかオットリと伸びやかなチェロが不思議に合っている。