《ユニバーサル・クラシック文庫》ジュリーニ編10点からの1枚。ゆったりとしたテンポによる気品のあるブラームス。鈍重さは微塵もなく、静かな緊張感に貫かれた表現がジュリーニらしい。
ジュリーニが手兵ロス・フィルと収めたブラームス。重厚さと懐深さを兼ね備えており、ゆったりとした旋律の歌わせ方に特有のノーブルさが漂う。後年のウィーン・フィルとの録音よりも緊張感や推進力があるので、こちらを好む人が意外と多いかもしれない。 2016/03/09 発売