ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》 《エグモント》序曲
1947年のライヴ録音。「運命」の冒頭にある休符が透けて見えてくるような、否、聴こえてくるような演奏である。つまりは行間を読むごとく含蓄のある解釈と誇張とも思えるほどの迫力の表現に圧倒される。フルヴェンの語る“運命”の深さ、重さを思い知れ!
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フルトヴェングラーのディスコグラフィーでも特に重要な1枚。戦後復帰コンサートの一晩から収録。第5交響曲がこの状況ならではの歓喜に満ちた演奏として有名だが、「エグモント」もすごい。実に重く、苦しく、こんな音楽は二度とできまい。 1997/08/06 発売
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調op.ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調op.
整然とした完成美を備えた演奏だ。ライヴならではの熱気とともに、まさにオケと指揮が一体となった前進力を強く感じさせる。4楽章のたたみかけるような迫力はちょっとほかに類がないほどだ。 2000/06/21 発売
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ナチ戦犯の嫌疑が晴れ、戦後初のベルリン・フィルとの歴史的な演奏会の記録。ベルリンの聴衆の熱狂ぶりが伝わってくる。フルトヴェングラー万感の思いがこもったベートーヴェンで、彼の代表的な録音のひとつだ。 2010/11/26 発売
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「田園」は、フィルハーモニーが空爆で大破し、国立歌劇場でが行なわれた定期演奏会のライヴ録音。7種ある「田園」の中でも最も劇的な演奏として有名なものだ。ワーグナーの2曲も戦時中の録音。 2010/11/26 発売