このエルガーの作品は協奏曲といいつつも、その実体はヴァイオリンとオケによる連綿としたエレジーのように響く。しかしだからといって、終始ウェットにやられてはたまらない。ハーンの優しさ・クールさとデイヴィスの温かなサポートの均衡がいい。 2004/07/28 発売