ドヴォルザークはケルテスの得意のレパートリーの一つだったが、この序曲集でもドラマ性に富んだ作品を的確に掌握し、リアルに表現している。熱気と緊迫感を帯びつつも決して泥沼化することなく、つねに見通し良く、颯爽と邁進していく様子が感動的だ。
1996/12/20 発売
重厚で輝かしいオーケストラ・サウンドとボヘミアの土の香りがほどよくブレンドされたケルテスの快演。8番など温かな音色が郷愁をさそい、晩秋の山河を描いた泰西名画を見ているようだ。60年代の録音とは思えない艶やかで生々しい音にも驚かされる。 2001/04/25 発売
2002/12/18 発売
2006/05/24 発売
2007/02/14 発売
2016/03/23 発売