手塩にかけたデトロイト響が北米で一流のオーケストラへと育っていった頃の、ドラティ晩年の作品。くっきりとした輪郭に柔らかさが加えられた円熟の演奏が楽しめる。録音の良さでも話題となった。
ドラティのデトロイト響時代の代表的な録音の1つ「ドン・ファン」や、自身が編曲した「ばらの騎士」の演奏会用組曲などが収録されたアルバム。勢いと明晰な指揮に円熟味が加わり、貫禄の演奏を聴かせている。 2007/07/25 発売