若きルセの、溌剌(はつらつ)とした演奏が楽しめるアルバム。ルセの活き活きとしたテンポと表情を、ホグウッドが見事にサポートしている。19世紀以降のドイツが作り上げてきた“偉大なるバッハ像”を軽く超えてしまった。