内田の演奏には常にドラマがあるが、ここでも彼女のドラマトゥルギーが、遺憾なく発揮されている。ピアノの可能性と自身の音楽美学を突き詰めた作品を、内田がものの見事に解き明かしている。
1993/09/05 発売