庄司紗矢香がイタリアの俊英・カシオーリと組んだベートーヴェンは、実にユニーク。「クロイツェル」では、ベッタリとしたボウイングで重厚壮大さを演出しようとはせず、力みのない多彩な弓使いでさまざまな表情を自在に施してゆく。“普通”の演奏とは趣を異にする、瑞々しさにあふれた秀演だ。 2012/09/26 発売
最高の音で楽しむために! 2012/09/26 発売