桂ざこば独演会 その ■肝つぶし ■お玉牛
桂米朝門下で、桂枝雀に次ぐ人気落語家・ざこばの6月発売に続く独演会ライヴ・シリーズ第7弾。テレビ出演以外の高座も増え、古典にかける並々ならぬ意気込みが芸に現れている。
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米朝一門のやんちゃ坊主・桂ざこばならではの、そのキャラクターが噺の主人公のイメージを層倍していく。「天災」の心学者はカルカチアされた牧師の説教のようでさえある。「強情」のまくらで米朝に文句をつけるあたりが、ざこばならではのところ。 1994/12/21 発売
93年、大阪サンケイホールでの「青菜」(米朝一門会)、95年の「首提灯」(独演会)を収録。ともに酒飲みの噺。「上燗屋」を前半に置いた「首提灯」では仕込み杖で泥棒の首を切ってしまうまでが乱暴な展開だが、ざこばの迫力と強引な語り口が押し切る。 1996/08/21 発売
人情ものを語らせたらこの人の右に出る噺家はいないと断言しよう。いつまで経っても立て板に水、とはならないのがまた個性。詰まりながらも客の心をぐっと掴まえて離さない、そんな芸がざこばの真骨頂だ。「一文笛」でほろりとこない人はいまい。 1997/02/19 発売
ざこばと笑福亭鶴瓶のやってる『らくごのご』は、ラップで言うところのフリー・スタイル。鶴瓶のように毎回“いかに逃げるか”を考えず、正面からブチ当たるざこばは偉いしカッコイイ。このCDに収められた2編の落語から発する彼の“気”も凄い。 1997/06/25 発売
オレは『らくごのご』を観る時はいつもざこばを応援してる。あのギリギリで踏んばる苦しみ方がいいもん。鶴瓶はだいたい最初から逃げに入ってるからなあ。この2編からもそんな彼のウソのない魅力が伝わってきます。しかし、ざこばっていい名前だよな。 1997/12/22 発売
桂米朝門下で、桂枝雀に次ぐ人気落語家・ざこばの独演会ライヴ・シリーズ第6弾。芸風も深めて、古典にかける並々ならぬ意気込みが芸に現れている。演目は「しり餅」「らくだ」。 2000/08/30 発売
桂朝丸の時代からレポーターなどテレビで人気を得ている桂ざこばの、高座のライヴ・シリーズ第8弾。古典にかける意気込みが充分に伝わる「高津の富」「狸の化寺」を収めている。 2001/12/06 発売