昭和の名曲をカヴァーした企画アルバムの第2集。戦前のヒット曲のために芝居を題材にした股旅物、芸者物が多い中、古賀メロディの明るい青春ソングは独特の存在感がある。こうした曲を鼻にかかった粘り気のある瀬川節で独自の解釈で歌っている。
懐メロ大好きで、しかも瀬川瑛子のファンには絶対のお薦め盤。というのも、彼女の個性が前面に出ているからだ。ただ、それはあまりにも強烈なので、原曲のイメージが損われるというデメリットもある。ことに、(1)(3)(9)等はもっと抑えて歌って欲しかった。 1993/04/21 発売