ひとくちにフリー・ジャズといっても、騒音に近いものからそうでないものまで実に幅広い。本作は、60年代の末に鬼才ブラクストンがパリで吹込んだユニークな作品。とくに(2)はタイトル通り静寂が延々と続く。聴き方によって、感動的に聴こえる音楽だ。