ブラジリアン・ラプソディ
クール派の名手として知られるコニッツが6年ぶりにブラジルものをレコーディング。収録曲は、(6)を除き、どれもブラジルの有名曲ばかりだ。このところ停滞気味だった彼だが、ブラジルものとは性が合うらしく、なかなか快調な演奏だ。そこはかとなく漂う哀愁が○。
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リー・コニッツ・ウィズ・ウォーン・マーシリー・コニッツ・ウィズ・ウォーン・マーシ
50年代ジャズの多彩きわまりない様相と、それらのシーンをある意味で無節操に捉えたアトランティック・レコードの不思議を体感できる好盤。さらに、白人ジャズのクールネスが、NYのブラック・パワーとどう拮抗したかというドキュメント性も本作の魅力。 1990/12/21 発売
ブラジリアン・セレナーデブラジリアン・セレナーデ
ベテラン・アルト奏者のリー・コニッツが、若手プレイヤーたちとボサ・ノヴァを演奏したアルバム。美しいメロディをじっくりと、しかし軽快に歌いあげるコニッツのアルトが耳に心地好い。トム・ハレル、ロメロ・ルバンボプレイもよく歌っている。 1996/11/21 発売