タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集
87年結成のイタリアの若いアンサンブル(モダン楽器)によるタルティーニの協奏曲集には、中期以降の美味しいところが2枚のCDに収められ、伝説的名奏者/教育者の音楽性の意外なほどの豊かさに触れることができる。メンバーの5人が交代でソロを演奏。
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名前のとおり“ヴェニス流の解釈”とはこれだ! とばかりの過激な演奏を期待すると肩透かしを食う手堅い演奏。通奏低音がほとんど聴こえず響きたっぷりの不思議なバランス。87年結成のグループというが、ソリストのクレジットもなく、やはり不思議なCD。 1999/01/21 発売
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バロックといえばオリジナル楽器が主流の昨今。そんななか、イタリアのインテルプレティ・ヴェネツィアーニはあえてモダン楽器でバロックに取り組んでいるアンサンブルだ。艶やかで輝かしい弦の音色。豊かな響きで表情豊かに奏でられるヴィヴァルディは新鮮だ。 1999/02/24 発売
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モダン楽器ならばエヴァーグリーンのアーヨとイ・ムジチ、古楽器ならイタリア勢に限っても、ビオンディあり、イル・ジャルディーノ・アルモニコあり、全てが鮮烈な個性を競い合っている。ヴェネツィアの若手による本盤、そうした乱戦の中にあってはお行儀良過ぎる? 1999/08/25 発売