音楽むすび | 林家正雀 1::紙屑屋/笠と赤い風車

林家正雀 1::紙屑屋/笠と赤い風車

林家正雀 1::紙屑屋/笠と赤い風車

八代目正蔵(彦六)の後継者として芝居噺や音曲噺で知られる林家正雀のCDが3枚。名演集1の「紙屑屋」は大滝詠一が「夢で逢えたら」で借用した、枕抱えて〜のネタもと。「笠と赤い風車」は作家の平岩弓枝が八代目のために書き下ろした作品。名演集2の「不孝者」では新内で粋なノドを聴かせる。「男の花道」での口上は芝居好きの本領発揮。名演集3の「豊竹屋」では学生時代から習っていたという本寸法の義太夫をきっちり、かつ面白味タップリに聴かせる。「文違い」では遊女の手練手管と本気の巧みな演じ分けに芝居の素養の確かさがうかがえる。

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