ニーナとピアノ+4
ピアノ(一曲はオルガンを使用)の弾き語りによる名作。静謐だけどソウルフルなピアノと肉声のしっとりとした拮抗表現は滋味たっぷり。これを聴いていると、ダニー・ハサウェイからジル・スコットまで、いろんな人の奥に彼女がいることも実感できる。
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86年のヴァーヴ盤『レット・イット・ビー・ミー』以来、久々となる93年のアルバム。ストリングスを配したゴージャスなサウンドをバックにニーナは淡々と押さえ気味に歌っており、大人のラヴ・ソング集とでもいった感触。(1)(2)(5)と10曲中3曲がロッド・マッケンの曲。 1993/09/10 発売
68年のパリ・ライヴ盤。ジャズ、ブルース、ソウル、クラシックなんでもござれ。「悲しき願い」、本盤には入っていないが「朝日のあたる家」はアニマルズに先行して録音しているノン・ジャンルなアーティスト。文句なく楽しめるヴォーカルとピアノだ。 1996/11/21 発売
ダイアンの歌のルーツはゴスペルであり、ブルースでありワーク・ソングである。この特別編集盤の選曲を手がける際、彼女の主たる視点は、N.シモンにある同様のルーツに光を当てることだった。そして、選ばれた珠玉の選曲の名唱の数々。胸にズシン響く歌唱だ。 1998/03/28 発売
常にその時代のポップスを自分のものにして歌う姿勢をつらぬくニーナ・シモンの傑作だ。淡々とした中にも深い人生経験が感じられる歌は、慰めに満ちていて、本作はとりわけ格調が高い。 2000/08/23 発売
独特の弾き語りスタイルで黒人女性ジャズ・ヴォーカリストとして人気を集めたニーナ・シモン。「朝日のあたる家」「ヒア・カムズ・ザ・サン」などジャズ以外のジャンルのカヴァー曲も収録したベスト。 2002/10/23 発売
20世紀の歌姫の中でもっとも強靭な意識で生き抜いた一人として多くの国から支持されたニーナの64〜65年にかけての録音を集大成した追悼アルバム。ライヴでの緊迫感あふれる歌声、淡々と歌うスタジオ録音でのハードな精神と優雅な歌声が共存する。 2003/07/23 発売
ヴォーカリストとして有名な彼女がピアノの弾き語りスタイルでRCAに残した傑作アルバム。ジュリアード音楽院を出ている彼女の特徴は多分にクラシックの要素を持っている点だ。特に本作ではそれが顕著に出ている。 2005/10/26 発売
2006/03/22 発売