11年ぶりのリーダー作。エリック・ドルフィーの曲も取り上げていて、それらの演奏での斬新なアプローチと型にとらわれないで自在にスウィングした姿は完全復活の証左だ。しかも、鋭い音への感覚、集中力は健在。そのうえ、本作の音楽には以前と異なる奥行きと味わいが感じられる。 2009/07/22 発売