実に意欲的で自由な空気のあふれる演奏だ。伝統的なバッハなどまったく眼中にないようで、思いの丈を描き切っている。けれども決して自分勝手でもなく、受けを狙ったものではない。グールドが健康だったら、こんなふうに弾いたかもしれない演奏とも言える。 2008/11/12 発売
2016/05/11 発売