ドイツ伝統の響き シリーズ101::ヘルベルト・ケーゲルの芸術 ヒンデミット:交響曲《画家マティス》他
ドイツ・シャルプラッテンの音源。新古典主義の作風だが、シニカルな感じは全然せずに、熱っぽくて親しみやすさも持っている。そのあたり、ケーゲルの指揮も大きい。特異な作曲家だけあって、独得のエネルギーが発散されている。オーケストラも張りつめたものがある。
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ヒンデミット:交響曲「画家マティス」/組曲「いとも気高き幻想」ヒンデミット:交響曲「画家マティス」/組曲「いとも気高き幻想」
「画家マティス」は、同名のオペラを再構成したヒンデミットの代表作のひとつ。新古典主義時代の作品で、暗い色調の音楽だが力強く親しみやすさもある。ケーゲルの直截(ちょくせつ)的な表現も効果的だ。 2007/07/11 発売