第26番は、モーツァルトのピアノ協奏曲の中では人気曲のひとつ。皇帝レオポルト2世の戴冠式のための曲だけに、華やかさと分かりやすさを兼ね備えた作品。ロンドは、モーツァルトが好んで演奏したという佳曲だ。
聴衆を意識しない芸術的欲求に従って書かれたかのような第24番のピアノ協奏曲と、モーツァルトのピアノ・ソナタの最高峰と言われる第14番のソナタの、短調の2曲を収録。明暗を兼ね備えた天才だけになせる技がここにある。 2007/12/05 発売