没後10年を偲んで行なわれたコンサートと、追悼演奏会から選曲した管弦楽集。芥川の最も初期の重要作「交響管弦楽のための前奏曲」を山田一雄が指揮をとり、その演奏は感動の一言につきる。
2000年に行なったベートーヴェン・チクルスでのライヴ(第九だけ1年後のもの)。40人から50人ほどのオーケストラ、左に配した低音楽器、ベーレンライター版の使用などが、演奏に効果的に現れている。軽快かつ爽快だが緊密できわめて構築的な快演だ。★ 2002/03/21 発売