形式はデュエットだが、二人の「掛け合い」が抜群に面白い。いかにも50年代らしいユーモア・センスと都会的なムードが、全編にわたって楽しめる。オーケストラによる控え目な伴奏が、陰影を持ったジャジーな雰囲気をさりげなく演出しているのも魅力。