ミラノ在住の鹿島恵子のデビュー盤。彼女にとってもはや母語同然であるイタリア語による歌曲は「歌は言葉が歌われる」という一貫した姿勢のもとに演奏されていて、それはそれで納得がいく。カニーノのピアノは彼女を程よく支えている。