ラフマニノフ:交響詩「死の島」Op.29/交響的舞曲 Op.45[Hybrid SACD]
ヴラディーミル・ユロフスキ / ラフマニノフ・ライヴ
優秀録音で聴くラフマニノフの華麗なサウンド!
このラフマニノフのライヴ録音は、ウラディミール・ユロフスキが期待を持って迎えられたロンドンフィルとの共演の最初の成果です。ユロフスキは、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールとグラインドボーンの両方で、ラフマニノフを演奏して喝采を浴びました。「死の島」と「交響的舞曲」という、対照的ですが魅惑の点では甲乙つけ難いオーケストラ2作品の演奏は、若いロシア人指揮者と英国の名門オケとの瑞々しくも親密な信頼関係を如実に映し出すものです。
・ラフマニノフ:交響詩『死の島』op.29
2004年12月8日デジタル録音(ライヴ)
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
・ラフマニノフ:交響的舞曲 op.45
2003年10月29日デジタル録音(ライヴ)
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
ロンドン・フィルハーモニック
コンサートマスター:ピーター・ショーマン(死の島)
コンサートマスター:ボリス・ガーリツキー(交響的舞曲)
ヴラディーミル・ユロフスキ(指揮)
4.1サラウンド音声付き
Disc1
1 : Isle of the Dead, Op. 29
2 : Symphonic Dances, Op. 45
3 : Symphonic Dances, Op. 45
4 : Symphonic Dances, Op. 45
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V.ユロフスキー/『マンフレッド交響曲』 迫力ある作品の多いチャイコフスキーの交響曲の中でも群を抜いた存在ともいえるのがこの『マンフレッド交響曲』。バイロンによる詩を表題とした極めて劇的な作品で、フィナーレではオルガンまで登場するその華麗な音響はまさに一大スペクタクル。 ここでは、LPOレーベル第1回発売の際にラフマニノフの『死の島』と『交響的舞曲』の組み合わせでシャープで洗練された演奏を聴かせてくれたヴラディーミル・ユロフスキーが指揮を担当しています。 当時の新聞評は、サンデー・テレグラフ紙が、「ユロフスキーは、チャイコフスキー作の激情的な音楽ドラマをすみずみまで確信を持って指揮した。ユロフスキーとロンドンフィルが特別に良好な関係にあるのが見て取れ、楽団員は鋭敏に反応して演奏していた。」と賛意を示し、ガーディアン紙が、「ユロフスキーはこの曲の目も眩むようなドラマ性を、全体を見渡してしっかりと把握していた。第一楽章は圧倒的な力感を有し、スケルツォ楽章はこの世のものとは思われないエネルギーが充溢していた。」と絶賛しています。 【収録情報】 ● チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 Op.58 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 ヴラディーミル・ユロフスキー(指揮) 録音時期:2004年12月8日 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) Disc1 1 : Manfred Symphony in B minor, Op. 58 2 : Manfred Symphony in B minor, Op. 58 3 : Manfred Symphony in B minor, Op. 58 4 : Manfred Symphony in B minor, Op. 58 Powered by HMV 2006/06/01 発売
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