ジャン・ペラン:ムジク・コンチェルタンテ
ジャン・ペラン:ムジク・コンチェルタンテ
スイスの現代作曲家、ジャン・ペラン[1920-1989]の作品集です。彼の作風は常に深淵な独創性に満ちており、時々の流行の傾向に従うことはありませんでした。そのためか、彼の死後20年を経ても、ますます多くの賛美者を得ています。ペランは1920年9月17日にローザンヌで生まれ、大学で文学とピアノを学びます。その後パリに行き、ミヨーとブーランジェの下で作曲を学びます。彼の音楽には当時流行していた新古典主義などの影響はあまり見られません。どちらかというと、感傷的なスタイルを持ち、あくまでも精神的動揺を鎮めるために書かれています。豊かな感情露出と、全く新しい美質、そして統制された音楽語法。確かに晦渋過ぎて、なかなか耳に残ることはありませんが、一連の作品に深く分け入ることにより、ペランの音楽の放出するスペクトルを感じることができるでしょう。(ナクソス・ジャパン)
【収録情報】
ペラン:
・ピアノ協奏曲 Op.41
・ヴァイオリン協奏曲
・トロンボーンと管弦楽のための序奏とアレグロ Op.30
・チェロ協奏曲 Op.27
ブリギッテ・マイヤー(ピアノ)
ターニャ・ベッカー=ベンダー(ヴァイオリン)
ダヴィッド・ブルシェ(トロンボーン)
エミール・ロヴナー(チェロ)
ポツダム・カンマーアカデミー
ジャン=フランソワ・アントニオーリ(指揮)
録音時期:2007年8月
録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
録音方式:デジタル(セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
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