音楽むすび | WORKS FOR VIOLIN AND

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パガニーニ:ヴァイオリンと管弦楽の為の作品全集
マッシモ・クァルタ、サルヴァトーレ・アッカルド、ほか

パガニーニのリリースに執念を燃やすイタリアのレーベル、ダイナミックがヴァイオリン協奏曲のほか、ヴァイオリンと管弦楽のための作品をまとめて8枚組ボックスに集大成しました。
 CD1からCD3の協奏曲集は、イタリアのヴァイオリニストで指揮者のマッシモ・クァルタによる弾き振りです。クァルタは1991年のパガニーニ国際コンクールで優勝した名手で、ここではパガニーニの愛器「カノン」を弾き、しかも第1番の協奏曲はオリジナル通りにヴァイオリンを半音高く調律したスコルダトゥーラで演奏しているというマニアックぶり。パガニーニ本来の魅力に迫ろうという意欲あふれる演奏で、組み合わせの『アダージョ』世界初録音にも注目です。
 CD4からCD6には、同じくイタリアの名手でパガニーニのスペシャリストでもあるサルヴァトーレ・アッカルドがDGとEMIにおこなった録音から、協奏曲を除くヴァイオリンとオーケストラのための作品がライセンス収録されています。
 CD7にはダイナミック・レーベルでおこなわれた珍しい作品の録音が収められています。
 最後のCD8には、ヒストリカル音源からコンチェルトの録音を2曲。メニューインがモントゥーと共演した1934年の第1番と、ルッジェーロ・リッチがモルディーニと共演した1970年代のライヴ録音による第4番です。

【収録情報】
CD1
・ヴァイオリン協奏曲第1番変ホ長調 MS21
・ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 MS48『鐘』
CD2
・ヴァイオリン協奏曲第3番ホ長調 MS50
・ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調 MS78
CD3
・大協奏曲 ホ短調 MS75
・ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調 MS60
・アダージョ MS49
 マッシモ・クアルタ(ヴァイオリン、指揮)
 ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団

CD4
・春のソナタ イ長調 MS73
・感傷的な堂々たるソナタ MS51
・ヨゼフ・ヴァイグルの主題による変奏付きソナタ ホ長調 MS47
・ロッシーニ『チェネレントラ』の主題による序奏と変奏曲 MS22
・魔女たちの踊り MS19
 サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 シャルル・デュトワ(指揮)

CD5
・ワルシャワ・ソナタ ホ長調 MS57
・マリア・ルイーザ・ソナタ MS79
・ポラッカと変奏曲 イ長調 MS18
・田舎のバレエ MS74
 サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
 ヨーロッパ室内管弦楽団
 フランコ・タンポーニ(指揮)

CD6
・ヴェネツィアの謝肉祭 MS59
・常動ソナタ MS66
・ロッシーニ『モーゼ』の主題による幻想曲 MS23
・ナポレオン・ソナタ 変ホ長調 MS5
・ロッシーニ『タンクレディ』のアリア『この胸の高鳴りに』による序奏と変奏曲 MS77
 サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
 ヨーロッパ室内管弦楽団
 フランコ・タンポーニ(指揮)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 シャルル・デュトワ(指揮)

CD7
・タランテラ イ短調 MS76
・Le Couvent du Mont St. Bernard MS67
・ニコロ・パガニーニからヘンリー氏に MS65
・ヴィオラと管弦楽のためのソナタ MS70
 フランコ・メッゼーナ(ヴァイオリン)
 ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴィオラ)
 ジェノヴァ合唱団
 ジェノヴァ室内管弦楽団
 アントニオ・プロティーノ(指揮)
 ベルリン放送交響楽団
 ジャック・デラコート(指揮)、他

CD8
・ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 MS21
 イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
 パリ交響楽団
 ピエール・モントゥー(指揮)
 録音:1934年

・ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調 MS60
 ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
 イ・ヴィルトゥオージ・ディ・アッシジ
 ピエロ・モルディーニ(指揮)
 ライヴ録音:1970年代
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