アンドレア・ガブリエリ:主日のミサ
アンドレア・ガブリエリ:主日のミサ
オルガン・ミサは、オルガン伴奏で合唱が歌うのではなく、オルガンのみで演奏され(時に声部と交互に奏されることもあります)、J.S.バッハのクラヴィーア練習曲集第3部なども、これに当たります。バッハの時代にはかなり簡潔なものとなっていますが、もともとはイタリアが発祥の地であり、祝典的なエネルギーに満たされた華やかなものでした。
アンドレア・ガブリエリは、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院のオルガニストを務め、甥のジョヴァンニとともに、ヴェネツィア楽派のコンチェルト様式、および器楽曲の発展の上で重要な役割を果たした作曲家です。このアルバムでは彼の忘れられてしまった作品である『オルガン・ミサ』を、ゆかりの地であるサン・マルコ教会で演奏しています。(Newton Classics)
【収録情報】
・アンドレア・ガブリエリ:主日のミサ
ピエルパオロ・トゥレッタ(オルガン)
使用楽器:ヴェニス、サン・マルコ教会のガエターノ・カッリードによる1766年製オルガン
イワン・フローリャンク(語り)
録音時期:2008年4月5-10日
録音場所:ヴェネツィア、サン・マルコ教会
録音方式:デジタル(セッション)
Powered by HMV