発売元 : LaDolceVolta
名手ふたりによる決定的ベートーヴェン 15歳でウィグモア・ホールにデビューした名手ゲイリー・ホフマン(1956年、カナダ生まれ)。1986年に出会って以来、長年ベートーヴェンの作品を共演し続けてきたピアニスト、ダヴィッド・セリグとのデュオによる全曲録音が登場しました。 ゲイリー・ホフマンは15歳でウィグモア・ホールにデビューし、鍵盤に向かって舞台上を歩くアルトゥール・ルービンシュタインがすでに音楽を感じさせたことに衝撃を受けました。以来、音が生まれる前から存在し、音と音の間にある沈黙の間も音楽を生き、音楽と人生が不可分であるがゆえに、真の必要に迫られて音楽を奏でている稀有な存在です。上野通明もその教えを受けています。ダヴィッド・セリグはオーストラリアに生まれ、1976年にパリにうつりチッコリーニに師事。アメリングら著名な歌手の共演者としても活躍していました。ここでのセリグの演奏は、モーツァルトかと思うような清潔感ある澄み切った音色がとにかく際立っています。 ゲイリー・ホフマンは、ピアノ独奏の間も何か存在感を感じさせるような、不思議なオーラに満ちています。変奏曲での軽やかな表情からソナタでの深刻な表情まで、どの瞬間もその弓が弦に触れた瞬間から放たれる豊かな香気におどろかされる演奏です。(輸入元情報) 【収録情報】 Disc1 ベートーヴェン: ● モーツァルトの『魔笛』から『娘っ子でも女房でも』の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66(10:10) ● チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1(25:03) ● ヘンデルの『マカベウスのユダ』から『見よ、勇者は帰る』の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45(12:46) ● チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2(28:56) Disc2 ● チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69(26:54) ● モーツァルトの『魔笛』から『恋を知る殿方には』の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46(9:57) ● チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1(14:14) ● チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2(18:57) ゲイリー・ホフマン(チェロ) ダヴィッド・セリグ(ピアノ) 録音時期:2021年12月26日〜2022年1月3日 録音場所:ベルギー、リエージュ・フィルハーモニー・ホール 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) 輸入盤・日本語帯・解説付き Powered by HMV