2003年11月26日発売
モーツァルト:フルート・ソナタ集モーツァルト:フルート・ソナタ集
ニコレと小林道夫という古い玄人ファンがジワリ嬉しくなりそうなデュオの廉価お目見え。モーツァルト最初期のソナタ集という音楽的な名手ならでは愉しみに至るまいという地味な曲目にして、まさに簡素端正ななかにさりげないワザの冴えを聴かせる。ツボである。
モーツァルト:セレナード第11番・第12番モーツァルト:セレナード第11番・第12番
制作・出演
アルフレート・プリンツ / ウィーン・フィルハーモニー管楽アンサンブル / カミロ・エールベルガー / カール・マイヤーホーファー / ギュンター・ローレンツ / クリスティアン・クバシュ / ディートマール・ツェーマン / モーツァルト / ローラント・ベルガーブラームス:クラリネット・ソナタ第1番・第2番 クラリネット三重奏曲ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番・第2番 クラリネット三重奏曲
ベルリン・フィルも勇退し、クラリネット界の大御所となったライスターが、30代前半に録音した2つのソナタは、たしかに人生の深みには物足りないけれど、瑞々しくロマンティック。その意味では三重奏曲の方が深い。彼の魅力を十分に伝えるアルバムではある。
シェーンベルク:管楽五重奏曲 作品26シェーンベルク:管楽五重奏曲 作品26
制作・出演
アルノルト・シェーンベルク / ウィーン・フィルハーモニー木管ゾリステン / フォルカー・アルトマン / フリッツ・ファルトゥル / ペーター・シュミードル / ヴァルター・レーマイヤー / ヴォルフガング・シュルツサン=サーンス:交響曲第3番≪オルガン付≫/交響詩≪死の舞踏≫/歌劇≪サムソンとダリラ≫バッカナール 他サン=サーンス:交響曲第3番≪オルガン付≫/交響詩≪死の舞踏≫/歌劇≪サムソンとダリラ≫バッカナール 他
雨だれ雨だれ
2004年正月に彼女の自伝的ドラマ(菅野美穂主演)が再放送されて、またまた人気も認知度も上がったことだろう。彼女の演奏はまさに“ヘタウマ”。フォームやスタイルが崩れ音さえこぼしても、聴く者の心をつかむ力がある。その世界はますます深みを増してきたようだ。