2008年7月発売
中国の55の少数民族の多くが生活する雲南の地。イ族をはじめナシ、バイ、ヂンボーなど諸族の多様な伝統音楽を紹介する決定盤。
正倉院に新羅琴として所蔵されているように韓国でも最も古い楽器の一つ伽倻琴。人間国宝であった故・キム・チュッパの杖鼓との渾身の演奏。
ペルシャのクルド居住地に位置しスーフィズムの拠点でもあるケルマンシャーの豊かな音楽文化。タンブールの超絶技巧と忘我の熱唱。
民族が様々に交差するイラン北東部ホラーサンと北西部アゼリー。二つの地域からペルシャ音楽とはかけはなれたドタールの名人芸とアンサンブルの妙を紹介。
インド音楽の源、基本が古典声楽。中でも隆盛なカヤールとはまた一味も違った古い様式を残した声楽。
これまで一切の記録が許されなかったティヤーガラージャ寺院に降臨したという5孔の壺太鼓、パンチャムカ・ヴァーディヤムと特殊なナーダスワラム(寺院専用のオーボエ)音楽、世界初。
豊かな芸術文化を持つインド・ベンガルの宗教的大道芸人バウル。ドターラやコモックとなど弦楽器を携え大道をながしてゆく弾き語りはインドの民衆音楽の深さ。
イスラムのゴスペルとも言うべきカッワーリー。パキスタンとは違い、古典声楽の伝統に裏打ちされたジャーファル・フセインの深い味わいあるカッワーリー。
パンジャーブからはスィクの歌。パワフルな迫力と女性ヴォーカルの驚異のロング・トーン。
ケーララの祭礼を再現するユニークな迫力のパーカッション群。グループ、マニヤン・マラールの激しく、熱い演奏。
ヒマラヤの地、チベット仏教やヒンドゥー教などに様々な民族が育んだ豊かな音楽文化。驚異の太鼓の並べ打ちマーダル・タラング。
ラオスから東北タイにかけて愛されてきた語り物モーラム。ここでは南部のラム・スィーパンドンとカプ・グムのふたつの地域のモーラムを紹介。
中国からインドシナまで広く愛される音楽劇。お馴染みのストーリーを笑いで擽りながら進行するベトナムの歌つき大衆演劇。
北部ベトナムのハット・チェオなどの影響と南部民謡などを取り入れて発展した南部ベトナムの民衆音楽劇。
ベトナム南部はメコンデルタに育まれた豊かな土地柄。その音楽愛好者が集いサロン・ミュージックは伸びやかで人の心を和ませる。
中部ジャワの名手達の選抜チームで構成されたソロの国営放送局のガムラン奏者たち。そんな彼らの名人芸をたっぷり堪能できる中部ジャワ・ガムラン決定盤。
高い演奏技術を要求される大曲には選抜された名手達だけで演奏する小編成ガムラン、ガドン。宮廷を中心に発展した中部ジャワのガムラン最高のエッセンス。
バリ島の先住民族バリ・アガの住むトゥンガナン村に伝わる神から与えられた鉄製ガムラン。その神聖な儀礼演奏。
2台の竹琴で織り成すミニマル・ミュージック。バリを訪れた人が一度は聴いた馴染み深いリゾート・ミュージック。