著者 : あかつき聖
毎朝3分の『ラブラブ奥さん』を演じる必要がなくなったノイシャは、聖女の力を使い【うさちゃん仮面】として、新たに下水道の管理をすることになった。教会で過ごしていた頃とは違い、労働時間はこれまで同様に3分だけー誰かの役に立ち、ぐーたら生活を続けられてやっほい!!と幸せな日々を送るノイシャ。そんなある日、水路の点検中に行き倒れている男の人を拾ってしまう。彼の名はアスラン=ジョゼ=アルノード。アルノード王国の次期国王であり、リュナンの従兄だと判明する。その後、屋敷に滞在するアスラン殿下をもてなすことになったノイシャは、一緒にお散歩して、お昼寝して、おやつを食べて、お風呂に入ろうとして…!?一方、アスラン殿下は世間知らずな聖女を嫁に迎える算段を立てておりー
過労死寸前だった聖女ノイシャは、若き次期侯爵リュナンに身請けされ契約結婚の条件を提示される。「毎朝3分らぶらぶ夫婦を演出する。それ以外は自由」-やっほい!!とばかりに夢の「ぐーたら生活」をマイペースにつき進めていくノイシャ。桁外れの聖女の力を持っていたため教会で酷使されていた彼女は、生真面目なリュナンと不器用ながらも仲を深め、使用人に溺愛され、人の温もりや自分の価値を知っていく。暖かい布団に包まれたり、アイスを作ったり、ジャージを着たり、デートをしたり…。一方ノイシャを失った教会では、運営の雲行きが怪しくなってきてー!?
イザベラの見聞を広げるため、男性陣とは別行動中をしていたアルマたちは、精霊村で彼らと合流する。村の近隣では不可思議な事件が起こっており、その謎を解くにはある人物の協力が必要だった。そうしてアルマが呼び出したのは魔族で、しかも彼女の「父」」だというーー事件を解決するため父オリアクスと行動を開始し、導かれたのはフォルカスの母国フェザレニア。一家とも初対面だし、事件の鍵はどうやらフォルカスの妹が握っているようでーー
転生者としてファンタジー・ゲーム知識を魔法に生かし、“幻影”という二つ名で知られるジュエル級まで上りつめた冒険者アルマは、ひょんなことから“追放された悪役令嬢”イザベラを拾う。イザベラの身の上話を聞いて「この子…前世で読んだ漫画の子だ!」と一瞬大混乱の彼女だったが、漫画よりも謙虚かつ聡明なイザベラを気に入り、引き取って妹にすることを決意。イザベラは庶民の生活を学びなおし、「自分にとっての幸福」とは何かを考え始める。そこへイザベラの元婚約者である王子がやってくるが…
12歳になった母親思いの少年ハルトは、天より与えられた職業が「暗黒魔術師」だったために残酷な迫害をうけ、目の前で最愛の母をも殺されてしまう。瀕死の重傷を受けながらも奇跡的に助けられた彼は、自身に降りかかった悲劇のすべての元凶が、世界中の人を欺き、国々を裏で操る女神フィストリアの企みだと知るのだったー。女神への復讐を誓ったハルトの戦いが、いま幕を切って落とされる!!