著者 : あとのすけ
伯爵令嬢ミアは、ライオンに変身する能力を買われて幼い王女の護衛に任命される。王女を怖がらせないよう赤ちゃんライオンの姿で「猫」と誤魔化しつつ、充実した護衛(ペット)生活を過ごすミア。だけど人間の姿で休暇中に、公爵令息アレキサンダーに遭遇。彼は王女の年の離れた婚約者で、ミアをただの猫ではないと怪しむ唯一の存在だった。身バレ回避のために素っ気なくすると、逆に興味を持たれてしまい!? 押しの強い彼に根負けして、素性を隠して交流を続けることに。後ろめたさを感じつつも、王宮とは異なる気さくな雰囲気の彼にドキドキするミア。しかし王女を狙う刺客が現れ、戦闘中にアレキサンダーの前で変身が解けてしまいーー
とある事情のため、固い決意で荒野のケダモノと噂の軍人マティアスのもとに嫁いできたフランチェスカ。しかし17歳も年上で人嫌いの彼から本気と受け取ってもらえず、白い結婚を提案されてしまう…が、全くめげなかった!領主の妻として認めてもらうため町おこしの一大イベントを企画して奮闘する。知恵を絞ってアイデアを出し、笑顔で人々を魅了していく姿にマティアスの心にも変化が。しかし二人にはそれぞれ相手に言えない秘密があって!?
伯爵令嬢アネットは、国同士の絆を深めるべく魔人の国に嫁ぐことに。恐ろしい魔人達が棲む国…と噂されていたが、なんと結婚相手の魔王ゼルラクシュは、彼女が前世で全てを捧げていた推しだった!ひと目見た瞬間、あまりの萌え(と魔王の凄まじい覇気)で鼻血を噴出してしまう。このままでは推しにドン引きされて婚約解消の危機!平常心を保つために魔王のぬいぐるみを作って想いをぶつけていたら、そこにまさかの魔王本人の魂が入ってしまい!?
「義姉だなんて、絶対に認めない!!」名門公爵家の養女になったルーシーは、義弟のジュードに拒絶され絶句。それもつかの間、「違う!嫌だとか、仲良くしたくないとかじゃなくて…」赤面して口ごもるジュードのいじらしさに、ルーシーのツンデレ萌えが覚醒!外では眉目秀麗で完璧な公爵令息なのに、義姉にだけ素直になれないジュード。そんな彼を愛でていたルーシーだったが、ジュードが成人を機に態度を一変させて!?