著者 : かぜの風太
松下村塾の夢 高杉晋作と歌舞く松下村塾の夢 高杉晋作と歌舞く
現代の若者が、夢の世界の幕末を高杉晋作と生きる。当時列強と恐れられた欧米諸国と対等に交渉し、また列強の言いなりになっている幕府に降伏する姿勢を見せた藩に、正規軍3千はいるなか一人で立ち向かい、最後は15万の兵力と言われた幕府軍を約4千で長州藩を守り抜いた中心人物である高杉晋作の活躍を幕末に生きた者の立場からと、現代人の立場から見ていくもの。
松下村塾の夢 久坂玄瑞と立つ松下村塾の夢 久坂玄瑞と立つ
現代の普通の大学生である荒木優太は、ある日から、幕末の長州藩に生きる武家の若者として生活する夢を見始める。 その夢は一度や二度ではなく頻繁に見続け、しかも切れ目なく連続しため、本当に幕末で生きているように錯覚するほどだった。 夢の中の生活では、日本は欧米諸国から占領される危険が迫っていた。 荒木はその対策を考える吉田松陰が主宰する松下村塾で学ぶが、松陰が安政の大獄で処刑された後は塾の筆頭格である久坂玄瑞と行動を共にした。 松陰の死後、しばらくは世の動きを静観していた久坂だが、桜田門外の変で時勢が変化し始めるとその波に乗り行動を開始する。 《中略》 幕末の若者がいかに純粋で必死に生きていたか、その心を学び、いつしかそれぞれが成長していく物語。
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