著者 : かたやま和華
呪いで巨大な白猫の姿に変えられてしまった猫ザムライ・宗太郎。いつか人の姿に戻るべく、江戸の町で善行に励んでいる。ある冬の日、銭湯で旗本の父にばったり遭遇する。「桜吹雪の銀の字」と称し遊び人に化けた父と久々に話し、親心に感動する宗太郎だが、二人して泥棒騒ぎに巻き込まれる。不可解な騒動には、なにやら裏がありそうで…!?破天荒な父の登場で絶好調の時代小説シリーズ第六弾!
人生猫あればラクあり!? 人気作家陣が描く、どこかにあるかもしれない猫と誰かの日々を5編収録! 猫専用の洋裁店を訪ねてくる猫たちの交流と、それぞれが選ぶ生き方(かたやま和華「猫町洋裁店」)。 「NO」と言えない地味な女性が出会った、ある小料理屋の『見えるひとにしか見えない』看板猫(水島忍「猫又の小料理屋さん」)。 イケメンで有能な同期から、海外出張の間、猫の世話をしてほしいと頼まれたOL(毛利志生子「七匹もいる!」)。 愛猫家の店長が営むカフェに通う、お嬢様が初めてのバイトに挑戦した結果…?(秋杜フユ「Cafeトラ猫のマスターは猫を愛しすぎている」)。 元捨て猫と、彼女にまつわる「ありがとう」の物語(前田珠子「ありがとう」)。
白猫の姿に身をやつす宗太郎。便利屋の彼に今回舞い込んできたのはお見合いの立ち会い!? 色恋沙汰に鈍い宗太郎に代わり、仕事を引き受けたのは宗太郎の許婚のお琴だった。大人気シリーズ第5弾!
縁切り榎の袂に建つシェアハウスえのき荘の入居条件は、悪縁を切りたい人限定。管理人になった芽衣は大家から『シェアメイトに余計なお節介を焼かないこととシェアメイトに必要なお節介を焼くこと』を課せられて?
人間の姿に戻るべく善行を積む猫侍・宗太郎。彼の前に現れたのは、五匹の烏猫と暮らす謎の浪人だった。怪しげな館で日々行われる奇妙奇天烈な猫の宴とは──。大人気猫の手屋シリーズ第4弾。
ひょんなことから猫になった旗本の息子、宗太郎は、人の姿に戻るため日々善行を積む。道ならぬ恋をする男女の手助けをと思いきや、自らの許婚が登場して──。大人気「猫の手屋シリーズ」第三弾。
芸能誌の編集者・流星きららは、都内の古い洋館で祖母と二人暮らし。ところが、ある日目を覚ますと、やけに綺麗な顔の青年が。遠い親戚の美大生・流星桜路だというが、九尾の狐の子だと言い出して!?
とある事情で猫の姿になってしまった浪人の宗太郎。善行を積めば元の姿に戻れるということから、市井の人々から舞い込んだ依頼を受けて今日も奔走する。大人気あやかし時代小説、第2弾!
ある事情で猫の姿になってしまった浪人・宗太郎(通称、猫太郎)。裏長屋で便利屋「猫の手屋」を営む彼の元には、人々の相談が舞い込んで……。奇妙奇天烈な猫のサムライが大活躍するあやかし時代劇!