著者 : きりえ
私はおとなしく消え去ることにします 3私はおとなしく消え去ることにします 3
皆さん、ごきげんよう。王都を離れて実家のリスティル領に里帰りすることになった私・公爵令嬢ルーシェ。いずれ家出をする身としては外の世界を知るいいチャンス!と、意気揚々と向かったのはいいけど、なにやらお父様たちの様子が普通じゃないみたい。えっ、敵国・ガルディア帝国から「私を皇帝の皇妃に迎えたい」と親書が届いたですって!?ある意味家出にはなるし、そうすれば予知夢で見た後継者争いも起きずに全て丸く収まるのかもしれない…と悩むけど!?
私はおとなしく消え去ることにします 2私はおとなしく消え去ることにします 2
皆さん、ごきげんよう。代々王家に仕える公爵令嬢に転生した私・ルーシェ。チート能力(予知夢)のおかげで、将来恐ろしい未来が待ち受けていると知った私は、おとなしく家出することを決意しましたの。だけど王女様に気に入られてお城にご招待されたり、王子様に勝負を挑まれたりと、忙しい日々。そんな中、最近王都で誘拐事件が頻発しているという不穏な噂が。さらわれているのは黒髪の子どもたちばかり…って私、その状況、夢で見たような気がしますー!?
私はおとなしく消え去ることにします私はおとなしく消え去ることにします
皆さん、ごきげんよう。転生したら、代々王家に仕えるリスティル家の公爵令嬢ルーシェ(六歳)でした。しかも私には未来が見えるチート能力があるみたい。それによると六年後私と弟の後継者争いがきっかけで、国を揺るがす大騒動に発展するらしい…!?よし、平和で楽しい人生を送るために家出をさせていただきます!だけど超親バカなお父様や自由奔放な国王陛下、ツンデレ王子様や私至上主義の従者が何かと構ってきて、おとなしく消え去るのも大変なんです!?
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