著者 : くっか
七まちの刃七まちの刃
堺で代々刃付けと呼ばれる研ぎの工程を担っている一家に生まれた凪。鍛治が打った刃物を研いで鋭くするだけではなく、古い刃物を研ぎ直すこともある。ある日、凪のもとにひとりの少年が訪れる。彼は、真ん中で折れた包丁を研ぎ直してほしいと依頼するが、そこには秘密が隠されていた。くたびれた刃物も、隠された持ち主の想いも、凪の手によって研ぎ直されていく。
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堺で代々刃付けと呼ばれる研ぎの工程を担っている一家に生まれた凪。鍛治が打った刃物を研いで鋭くするだけではなく、古い刃物を研ぎ直すこともある。ある日、凪のもとにひとりの少年が訪れる。彼は、真ん中で折れた包丁を研ぎ直してほしいと依頼するが、そこには秘密が隠されていた。くたびれた刃物も、隠された持ち主の想いも、凪の手によって研ぎ直されていく。