著者 : くろのくろ
神さま気どりの客はどこかでそっと死んでください神さま気どりの客はどこかでそっと死んでください
結婚相談所で「仲人」として頑張る冴。だが自分のことを客観視できないお客様のなんと多いことか…。もう駄目かもしれない、と冴が追い込まれた事件とは?コールセンターでベテランの久美子は、最近仕事の調子がいい。理由には心当たりが…?夢を諦めきれず、迷惑客が多い深夜コンビニでバイトを続ける佳奈の前に現れたのは…?ちょっとブラックなお仕事小説集。
今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います
些細なことから上司・岸本の執拗な嫌がらせを受けるようになった玲美。疲弊しきった玲美は、彼を殺したいと夢想するようになる。こいつの頭をぐしゃりと潰してやれたらー。業績を掠め取る係長、若い女子を目の敵にするお局、会社に寄生する豚野郎。こんな最低なヤツらが迎える結末とは!?会社で頑張るすべての人々に捧げる、ちょっとブラックなお仕事小説!
どうか、天国に届きませんようにどうか、天国に届きませんように
オカルトに憧れる「僕」は、ある日の下校中、自分の指へ絡む黒い糸に導かれ、死体を見つける。特別な力を得た優越感に溺れた「僕」は死体を見つける行為にのめりこんでいくが…?偶然が偶然を呼び、不幸に魅入られた者たちは巡り合う。そして、彼らが抱く行き場のない願いと孤独は哀しく連鎖していきー。「僕は君を殺せない」の著者が贈る、サスペンス連作短編集。
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