著者 : さとみ桜
妖怪お宿稲荷荘2妖怪お宿稲荷荘2
宿泊客(妖怪専門)の「悩み相談係り」になってしまった一蕗。稲荷荘は掃除も行き届き、少しずつ元の活気が戻ってきたが、やはり毎日変なお客様は訪れる。個性が定まらないと嘆く「のっぺらぼう」。現代人の悪夢で食あたり気味の「獏」。そして、海水浴に行きたいとごねる「雪女」。一蕗が用意した、彼らへのおもてなしとはー?
妖怪お宿稲荷荘妖怪お宿稲荷荘
自分を苦労して育ててくれた姉への恩返しのため、がむしゃらに働き、身体を壊した一蕗。そこに「稲荷荘」から求人葉書が届く。興味本位で赴いた一蕗がここで見たのは、廃業寸前のおんぼろ旅館。しかも従業員は白狐と猫又…そう、ここは妖怪が運営するお宿だった。茫然とするうち、一蕗は偶然、宿泊客(妖怪)の悩み相談を受けることになって?
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